２０年越しの・・・
いやー、世の中ほんとに便利になったモンですねぇ。
たとえば、子どもの頃好きだったあのＣＭの歌なんだっけ？とか、そういえばあの選手いまどうしてんのかな？とかさ、ネットがなかったらそう簡単に調べられることじゃないじゃん？情報収集の手段といえば、雑誌か本か、人に聞くくらいしかないし。
そんな今日、感動的出来事が！（棒読み）
わっしが小学生の頃、地元（ホントに地元。１００軒くらいのエリア）で夏祭りをやっていたんだよ（たぶん今もやってる）。毎年楽しみだったんだけど、わっしがたしか５年生のとき、はじめて、自分のお店を出していいっていう許可が出たのね（アレ？おねぇになってる？）。あ、ホントに地元の祭りだから、ヤクザ屋さんのナワバリとかではなくって、近所のおっちゃんとか（わっしの父は毎年ラムネ屋さん）がめいめい出店してる感じなのね。
んで、わっしが店を出すっつっても、一人だとつまらんから、近所の同級生Ｍくん、Ｉ君と一緒にやることになったわけ。
そして、売るモンを仕入れに、母（近所のおばちゃんたちと焼き鳥屋さん）とＭ・Ｉ君とともに、卸売業者（一般の人にも売ってる）のところへ。わっしらは、まぁそんなに知恵がなかったので、手作りゲーム（たしか輪投げ的なもの）の店をすることになって、その景品を買うことになったのだ（バカボンのパパ）。
わっしらは、景品として、お菓子とか買ったんだけど、ちょっといい景品用として、おもちゃがたくさんくっつけてあるボード（？つたわらんなぁ・・・）を買ったんだよ。まぁ、水風船とか、バルーン作るやつとか（わっしはこれけっこう好きだった）、ちっちゃいライトとかだったんだけどね。
んで、それを買うとき、「コレでいいじゃん」「うん、コレで」みたいにもうパッと見の雰囲気で５秒くらいで決めたもんだから、景品全部見てなかったのね。
そして祭り当日、焼き鳥あり、ビールあり、綿菓子あり、ラムネあり、焼きイカあり、金魚すくいあり、のど自慢大会あり、バナナの叩き売りありで、もうすごく楽しかったのよ。小規模だけどみんな知り合いで儲け度外視で牧歌的で。いま思うとわっしすごくいい環境で育ったのではないか？
そんな感じで祭りもたけなわ。子どもは寝る時間（つっても８時とかだけど。おとなたちは文字通り夜通しで騒ぐ。わっしらの集落（って言葉使うとすごく田舎感が出るなぁ）から他の集落まではけっこう離れてるからだれも文句言わない）になり、そろそろお片づけ、ってときに何かに気づいたＭ。残った景品（先述のボードにくっつけてあるやつ）のなかに、ＣＤがあるのを発見！！（アラサーの読者諸君はよくご存知だろうが、９０年代のＣＤは直系８ｃｍと小さく、パッケージも縦長だったのだ。紙の上フタみたいなのがパカパカするやつね。）
んーで、見事にちびっ子たちから選ばれなかったＣＤ！ＣＤといえば、一枚１０００円。ちょっとお高いもの。もしＢ’ｚとかサザンとかだったら儲けモンだなーってな具合に、パッケージを見ると、
「チョイスで会おうぜ／○○○（アーティスト名）」
Ｉ「・・ え ・・・ え ・・・・ ？」
Ｍ「だれ ？」
Ｉ「知ってる？」 わっし「 いやぁ・・・・ぜんぜん・・・」
パッケージ写真には、知ってるわけがないメンバーのお顔が並ぶ・・・
ペロってめくったら、なんかライブのときのっぽい写真。
賢いＭ「ライブするってことは、ファンがおるってことやろーね。」
Ｉ・わっし「そ、そーよね。ＣＤ出すくらいやから」
３人「・・・・」
Ｍ「要る？」
わっし「・・・ いやぁ・・・・」
Ｉ「俺も・・・」
しかし景品選びのときに結構主導してたわっし。罪悪感からか、残りの景品をも引き受けることに（残りの景品も、「いらんなぁ・・・」ってものばかり）。
翌日。家のラジカセで「チョイスで会おうぜ」を聴いてみる。
わっし「 ・ ・ ・ ・ 」 １分で止める。
その後、「チョイスで会おうぜ」のＣＤがどこに行ったのか、わからない。
しかし、さっき夏祭りのことを考えていたら、突然、「チョイスで会おうぜ」のことを思い出したのだ！とんでもなく久しぶりに思い出した「チョイスで会おうぜ」。わっしの小学生３大がっかり事件（失礼）の一つ、「チョイスで会おうぜ」。
とんでもなくｗｋｔｋしながらググったら出てきた「チョイスで会おうぜ」！！
歌ってらっしゃるのは「ニューロティカ」っていうパンクバンドさんで、なんと現在も活躍中ということで、今年結成２９周年になるのだそうな。知らんかった。わっしが知らんだけで、パンク業界ではけっこう有名なお方 ・・・なのかも知れない。
それにしても、なぜおもちゃの景品の一つとして無造作にくっつけられていたのか、「チョイスで会おうぜ」。
チョイスで ・ ・ ・ ・ 会おう ・ ・ ・ ぜ ・ ・ orz
