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 恩田陸六番目の小夜子

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)

 

 12年前に17歳で死んだ「津村小夜子」と同姓同名のさよこが、「来年はお肌の曲がり角だから・・・」とか言うから、わっしはてっきりさよこ(本編の主人公?)はその死んだ小夜子の霊的なモンだと思ってたんだよ。そしたらなんか違うっぽかった。

 「ファンタジーノベル大賞受賞作!!」っていうからさぁ・・・。

 

 ただ、お話はおもしろかったっすよ(小学生か)。ただ、小夜子がどう美しいのかっていうトコロ(一番大事だねそうだね)がイマイチ迫力がなかった(わっしはホントそればっかりだねぇ)。ちょっと月並みな表現で。「吸い込まれそうな大きな瞳」だとか「固く結ばれた形のいい唇」だとか、「透き通るように白い滑らかな肌」だとかね(こんな描写があったかどうか覚えてないけど)。

 

 わっしはロースクール制度についていっぱい文句を言いたい。でも、言うのは司法試験に合格してから。そーんなことを学校の近くの定食屋で友だちとしゃべっていたことを、小夜子と秋の会話のところで思い出したよ。