プロット2

―――時は20XX年、世界は核の炎に包まれた・・・

  いや、これじゃなくって

―――時は江戸中期、処は九州、秋月藩。いかん、また長くなる予感が・・・

 ①藩主に深い恨みを持つ藩士(浪人でもいいけど)が、藩主暗殺を企てる。しかし、身分が身分であるから、お目見えすらかなわない。そこで、藩内で地道に功を成し、ようやく仕官が認められる。つつがなくお役目をこなす○○であったが、ある日、長らく音信の途絶えていた旧友が同じく同藩に仕官してくることがわかった。

 再会を果たし、公私共に蜜月となったふたりであったが、△△(旧友)は次第に不審を抱く。○○はきちんとお役目をこなし、表面的には藩主に誠を尽くしているようにもみえる。しかし、ごくたまに、藩主への何か得体の知れぬ深い思い(このときはまだ不明ってコトで)があることが感じられるのである。旧来の友であるがゆえに。

 まーた長くなってきたーよ・・・

 ある日、藩主の食事に毒が盛られる事件が起きる。しかしこのときそれを食べたのは毒見役の下男(死亡)であり、藩主は無事。△△は○○を疑い始める。そして、お役目終わりに花街にくりだしたある夜、△△は意を決して○○に問いただす。

 すると、ついに重い口を開き、語り始める○○(つらつらと回想シーンが続きます)。そして、○○は、△△に協力を求める。・・・自分は仕官したとはいえ、まだ勘定方の端役であり、藩主に直にまみえることはほとんどない。先の毒殺も、千載一遇の機をうかがってコトに移したが、失敗した。それに、下男とはいえかかわりのない者を死なせたことは、まことに相申し訳なく、もはや毒殺によるわけにはゆかない。

 自分は三十石扶持の男やもめ、老いた母は去年逝き、もはや身寄りも、仕置きの及ぶ親類もおらぬ。潰して惜しからぬ家。つまらぬ命を永らえるより、藩主に仇を討ち、その場で腹掻っ捌いて果てたい。藩主の身辺守護に当たるお主(△△)であれば、藩主が外遊をされ警護が手薄になる日を知ることもかなうであろう。それを教えてくれるだけでかまわぬ。一切の書置きをも残さず、そなたにお咎めが及ぶことは、万が一にもありうべからざるよう、心して控える。

 (絶句する△△)「それはなんとも・・・。考え直されてはいかがか」

○○「もちろんすぐに返事をくれるとは思ってはおらぬ。得心がいったときに、返事をくれればよい。しかし、わしにはもはやお主しかおらぬのだ。」

 

。。。やばい、終わらんぞ。簡潔に、簡潔に

 △△は、秋月と親交のある他藩に長らく出向(江戸で言ったら何だろ)していた身ではあるが、代々家老の家柄。主君に仇討つことを手助けしてよいものかどうか、深く悩む。

 そして、絶好の機会と思われる、藩主の他藩への外遊の日および道程が、△△の知るところとなる。

パターン1:教えちゃう

パターン2:教えるけど、藩側にも教え、捕らえさせる。