蕁麻疹もちにカレーはつらい

 誰の言葉だったか、すっかり忘れましたが、「高度な情報化社会になるほど、人々は『向こう側』の悲劇に対して、心をこめて傍観するようになる」らしいっす。

 これに対してわっしが付け加えることは何もないのですが、傍観する+αとして、権力なき一市民に何ができるか、ちょっと考えてみたいっす。

 

 小学校の頃から、世の中の恵まれない人たち(わっしの先生ははっきりと「可哀相な人たち」って言ってたぞ)について、いろいろ学んだり、学ばされたりしてきたんだが、こころがひとしきり痛んだあと、「じゃあ、どうすればいいんすか先生?」って疑問が当然浮かんだとおもうんだわ。実際、同級生のユータ君なんかは、質問してたしね。でも先生は、「それは自分たちで考えてみましょう」って言ったっきり、授業終えちゃったんだよな。

 たとえば、アフリカには、自分たちと同じ年なのに、学校にも行けず、内戦に駆り出されている子どもたちがたくさんいます、と。うん、それはよぅくわかった。じゃあ、ボクたちにできることはなんですか?と。自分の持ち物を分け与えること?お小遣いをユニセフに募金すること?

 それらも立派なことで、よいことです。

 でも、それ以上に大事なのは、一人の大人になるために、毎日のことをちゃんとがんばることです。勉強だけではありません。ともだちとよく遊ぶ、ご飯をちゃんと食べる、片づけをする、挨拶をする、そんないたってフツーなことをちゃんとやってほしいのです。

 そうすれば、二十歳になり、オトナになったときに、オトナとしてどう生きていけばいいか、ちゃーんとわかると思うのです。そして、こどものころに学校で習った、教わったことを思い出して、自分のチカラを有意義に使えばいいのです。

 そのもっとも身近な方法が、(国政)選挙での投票です。候補者が、代議士としての適格を有するか、ちゃんと考えて投票する。それが、アフリカの『可哀相な』こどもたちを救うために一市民ができる一つの行動です。

 

 ですから、次の参議院議員選挙では、ぜひ公明党に投票してください。

・・・ウソです。ぼくは自民党員です。これもウソですが、たぶん自民党候補者に投票するかな。

 

 まぁ、これはさておき、世界から貧困や核をなくすのも、「かわいそうな」こどもたちを救うのも、国政選挙での投票が、有効な手段であることは、どんだけ強調しても、しすぎってことはないと思います。

 そんなことを考えて上記のように書いたんですが、わっしの小学校のときの先生に講義してあげたいね。「おめぇ、なにも考えてないだろー!?テキトーなこと言いやがって!!」ってね。