ひとこと書評
青春の蹉跌
- 作者: 石川達三
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1971/05/27
- メディア: 文庫
- 購入: 3人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (23件) を見る
展開自体はベタというか、わりと安心して読めるもんだとおもう。
ただ、殺したあとに「正当防衛にはならないだろうか」って、超真剣に考えるシーンがあるんだけど、司法試験受かった頭を持つヤツなら、正当防衛が成立しないことぐれー寝ててもわかるだろ!って突っ込みたくなったよ。
でもよく考えると、それは、主人公のパニックの程度を表すための的確な描写だったのかもしれん。