読書について語るときに僕が語ること
なーんて、村上春樹の読みすぎか!!ってトキばあにツっこまれそうなタイトルで1週間ぶりに更新です。
試験が終わって、大学入りたての頃のような無気力状態に陥り、ほとんど一日中ネットサーフィン(死後)していたのですが、やっと最近、頭に負荷をかけることができるようになりました。
つっても、法律の勉強はまだちょっと置いといて(保険の勉強はいずれやる・・・つもり)、読書に没頭しているだけですが。
三十路で居候で半ニートな身分なもんで、部屋のエアコンもなんだか悪いような気がして使えねんだよな。これからさすがに耐えられなくなりそうだけど。
ついさっき読み終わった本
- 作者: 鹿島田真希
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/09/21
- メディア: 単行本
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鹿島田真希ってどっかで(たぶんダヴィンチ)見たことあるなーと思って、ブックオフで購入。なんせ100円だからな。つーかせっかくブックオフ行くんだから、100円でいいもの見つけるのが読書家の腕の見せ所でしょ!ってなーにいってんだかね
んで、本題。
たぶんみんなもそうだと思うけど、わっしはこの本の装丁をみて、学園スポ根ラブコメ(言うのはずかしいな)だと思ったんだよ。「もしドラ」的なね!読んだことないけど!
ところがどっこい、わっしが期待してた野球部員集めや、顧問との衝突、世代交代の波とか、とにかく野球部的なことがほとんど書かれてねーの。40頁くらい読んで、「学園スポ根ラブコメ」ではなく、「学園ラブ」モノだと気づいたね。わっしが大好きなやつだ。いや、正確に言うと、女性作家が書くラブコメが好きなんだな。
ま、それはおいといてだよ。
たぶん、コレ気に入らない人だったら、「なんだただの中二病か」と愛想尽かして再びブックオフに売りに行っただろうね。
でもわっしはやっぱりコレ好きだ。なんか学校のフンイキが湊かなえの「告白」の学校っぽくて。若くてわりとバカな男性教員と、その教員も含む学校内の人間関係と思惑(?)とかを的確に把握している聡明な女子生徒、自分を「完璧」な人間と自負してまわりの者すべてを見下す男子生徒、生徒に対してちょっと距離を置いて冷静に見守る中堅女性教員(美人コレ重要)、とかね。
ベタだろうがなんだろうが、やっぱり高校ってこんなもんだし。
憧憬に妄想を重ねて最終的な行為に至ったものの、やっぱし彼は宮本さんと向き合うきっかけが欲しかっただけなんじゃないかとも思うよ。だって、植え込みの位置ぐらい確認するだろうし。
終盤にかけて、喜多君が本性を出したと思ったら、なんかあっという間に良い子(っていうのも乱暴だが)になっちゃってて、なんか腑に落ちない感はあったけど。